2009年2月25日水曜日
酒と涙と男と女(アナザーストーリー)
「マミコ」なる人物が私が六歳になるまで住んだ伏古団地に遊びに来ていた。私は自称「猿」彼女は私が「カラス」と名づけていた。理由は黒くてうるさい。彼女は毎日私が威張るのが余程御気に召さなかったらしい。次から次へと僕(しもべ)を連れてきては自らの存在を私よりも優位にしようと試みていた。その試みは尽く失敗するのだけれども、その僕には某自動車会社の現役社長であらせられた「お爺ちゃま」。そしてその運転手だった「早稲田卒君(現某自動織機社長兼麻雀博士)」。その他には、あの消えた唯一の都銀行員マミコパパ、その同僚の子ロプロス久仁子、私を亀呼ばわりしたポセイドン天然パーマ、狂犬ロデム猛。しかし残念ながら彼女の試みは、バビル二世が「マミコ」でなく私であった事を私自信に確認させるのみであった。しばらくしてそんな彼女はお父さんの転勤で大阪に行ってしまった。マミコママが最後に冷たく「忘れないでね」と言っていたが、私の記憶に「マミコ」はしばらく登場しなかった。マミコの姉と称する「ミユキ」が私の前に現れ続けた時にも・・・。つづく
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